パート2『突然起こる手の痺れ』仰向きになると痛みが酷くなる病気って何もん?
前回のおさらい!
前回の記事【パート1『突然起こる手の痺れ』仰向きになると痛みが酷くなる病気って何もん? 】
- とりさるモンの治療院に腕の痺れを訴える人が沢山来ている。
- 特定の動きや場所に痺れや痛みを起こしている。
- 整形外科的には頚椎症と言われる状態
- 頚椎症の原因は骨の変形や椎間板の破壊によって起きることが多いが、全部の原因とは限らないので鍼灸で回復することも多い。
どんなところに症状が出ている人が多いの?
チッチくん、頚椎症っていう症状で腕や首に痺れや痛みが出ている人が多いっていうお話を前にしたもん。患者さんのお話を聞いていると、結構似た場所に症状が出ていることが多き気がするもん。
そうっち、腕の前か後かっていう違いはあるっちけど、みんな似たような場所に似たような症状が出てるっち。
症状が出る姿勢や動作も似てたっち。一旦その復習をするっち。
- 斜め上を向くと、肩から腕が痛くて痺れる時もある。
- 寝る時の姿勢で痺れが出たり痛みが出る。
- 姿勢や作業によって強く痺れが出たりする。
そうもん!こんなこと言ってるもん☆ついでに、痛くなったり、痺れたりする場所の説明もちっちくんお願いもん!
ちっちっち!お前っちも手伝うっち!
痺れと痛みが出るポイント
患者さんのお話だと、腕の上の方、肘、親指のあたりに痺れを感じている人が多い気がするもん。
だいぶアバウトな感じっち・・・・。画像を見てもらおうっち。
痺れが出る場所
腕全体に痺れているって言っている人もいれば、一部分の人もいるっちけど、大体この三か所の内どこかって言っている人が多い気がするっち。
上腕の三角筋の前か後、肘の上から肘の少し下、そして親指から手首。大体こんなところっち。
痺れの場所と痛みの場所が少し違う人もいたもん
確かに、痺れている所は腕の部分が多い気がするっちけど、痛いって言っている場所は首から肩にかけてのラインと、腕の一部分だったりするっち。
画像でみてみるっち
痛みが出ている場所
ひどい人だと鎖骨のあたりに痛みを訴える人もいるっち
症状の大きさによって痛い場所の範囲が少しずつ違うもん。でも、大体こんな感じだったと思うもん!
痛い場所や痺れる場所が分かったところで、その場所の中に何があるのかを見てみるっち。
痺れるっていう事は、神経が関係しているって事もんね。それは大切もん
痛みやしびれが出ている所には何があるの?
痛みやしびれが出る場所が分かったところで、体のその場所に何があるのか、見てみると分かりやすいっち。
画像で出るととっても分かり易いもん!ちっちくん早くもん☆
左の画像が神経と骨だけを抜き出した画像っち。
黄色っぽい紐みたいのが首から腕にかけて走っているのがわかると思うっち。ちょっと神経が細くて見えずらいっちけど、首から腕に神経が走って行っているのがわかればいいっち。
首から腕にかけての神経の流れの上で痺れたりしてる事が多いもんね。
そうっち、腕の神経は首から来てるっち。と言う事で首回りの人体がどうなっているのかもみてみるっち
首から腕に流れる神経の束(腕神経叢わんしんけいそう)
腕の神経は、首の骨の所から出て来て、鎖骨をくぐって腕に伸びてるっち。神経の上や周辺には太い筋肉がついていて、そういう部分をかいくぐって神経は体の中を流れてるっち。
筋肉がついていると神経がどう流れているのか分かりにくいっちから神経だけを抜き出してみたっち。
一旦画像を見てみればどうなっているのかがわかるっち。
神経の束が鎖骨の下をくぐっているのがわかるっち。これは腕神経そうっていって首から来ている神経の束っち。
痺れが出ている時はこういう神経の走行上のどこかで、筋肉が固くなって神経を圧迫していることがあるっち。だから、こういう神経の流れを知っていると治療に役に立つっち。
じゃあ、首の神経の出ているあたりをさらに詳しくみてみるっち
首の所に何があるの?
ぼく、眠くなってきたもん
難しい話だからって寝るなっち!!だから写真を沢山つかってるっち。次は首の部分の写真を用意したっち。
まずは、首の後ろ、筋肉がある状態っち。
これじゃ、どこに神経が流れているのかわからないもん。でも僕は頑張ってこの辺にも鍼を打っているもん!
プロならそれくらい当然っち!想像するっち、想像。
まあでも、確かにこの状態だと、知らない人からするとさっぱりわからないっち。
首の筋肉は何層かの構造になっていて、結構複雑っち。
とりあえず、次の画像にいくっち
表面の筋肉を外した状態っち。そして黄色い紐みたいのが、神経っち。こうやってみると、筋肉と筋肉のわずかな隙間の間をくぐって出てきているっち
うーん、首の筋肉って沢山あるもん。これだけ細かい隙間をくぐってきていると、筋肉が少し緊張したり硬くなったりしたら、簡単に圧迫されちゃうもん。
そういうことっち。こういう事を理解していると、痺れの患者さんが来たときに、体のどこで神経が絞扼されているか想像ができるっち。
次はもっとごっそりと筋肉をとっていくっち。
おお、神経が出てきたもん!神経ってこんなに深いところにあるもんね。それだけ沢山の筋肉に覆われているって事もん。
ちっちっち、そういう事っち。黄色っぽい紐みたいのが神経になるっち。この神経の束みたいになっている部分がさっき俺っちが説明した、腕神経叢(わんしんけいそう)っていうやつっち。これが、この首で圧迫されると、腕全体に痺れが出るっち。
次は筋肉を全部取ってしまうっち。
筋肉を全部とって、神経だけになったっち。これでとっても分かり易くなったっち。こう見ると、首から沢山の神経が出て腕に行っているのがわかるっち。
特に、首の下の方、第五から第七頸椎の横から沢山の神経が出ているのが見えるっち。
本当もん、そのあたりから沢山神経が出てるもん!と言う事は、首は首でも特にそういう所の筋肉が固くなると、痺れが出やすくなるって事もんね☆
正解っち!どうっち?こうやって体の中を詳しく見ると、どこに何をすればいいのかがなんとなく分かるっち。
うふふ、少し賢くなったもん!ところで、この辺にツボってあるもん?
今更なにいっているっち。まあ、そういう事もあると思って、次はその辺にあるツボを紹介して、どういうポイントに刺激をするのかの例を伝えるっち!
次回に続く!
なまえ 鍼灸整骨治療の精霊とりさるモン